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市場経済の元締が“ドル暴落”を覚悟か。
実はルール変更の前触れだったりして!?
FRBはローン担保証券やCP(企業がは行する無担保の割引約束手形)を買い上げる量的緩和も行うのだが、インフレリスクは増大する。元ヘッジファンドマネージャーの杉田勝氏は言う。
「コントロール不能なデフレ不況よりインフレの方がマシと判断したのでしょう。お金をジャブジャブ使って公共事業を行うという、オバマ版のニューディール政策がうまくいけばいいのですが、デフレ同様にインフレもコントロールするのが難しい。ハイパーインフレになるリスクを抱えながら、ドル下落を容認しつつ、基軸通貨として機能させたいわけですから、相当難しい舵取りになります」
(杉田勝)
FXテクニカル必勝術を会得せよ! 大局を知れば、いと“売り”やすし
「暴落相場でのテクニカル分析は、まず大きなトレンドをどう捕まえるか、ですよ」そう解説するのは門下生から大勢の専業トレーダーを輩出しているFXコーチの杉田勝氏。とはいえそもそも大トレンドは予期できるものなのか?「100%はありえませんが、いくつかのポイントがあります。米ドル/円でいえば、チャートポイントは103円53銭。ここを割ろうと9月に2度、チャレンジがありましたが、いずれも失敗して跳ね返されていた。ところが10月6日に104円台から一気に、このサポートラインを割り、100円台へと突入したのです」過去の重要な安値(サポート)、高値(レジスタンス)を超えたら、大トレンドが発生する予兆ありと心得ておこう。それはすなわち、暴落・暴騰の予感。
具体的にどう今のトレンドを分析すればいいのだろうか?「現在の米ドル/円なら売りの方が稼ぎやすいでしょう。レートが日足の終値で20EMA(指数移動平均線)より上にいかない限りはショートでエントリーが原則。慎重を期すなら週足も考慮して下さい」ここで重要なのが、未来を予知する魔法曲線「20EMA」の存在だ。EMAは移動平均線の一種で、普通の移動平均線(単純移動平均線)に比べて、直近の価格により比重が高く弾きだされる。
「ただ、4時足や日足を見ていると長い陰線が出るだけで売りポイントが見えません。5分程度までチャートを短くすると、相場の山と谷の波が出てくるのでリバウンドが終わって下がり始めて、直近の安値=サポートラインを更新したあたりから売っていくといい。暴落局面ではリバウンドしても20EMA(指数移動平均線)にタッチせずに下げていく傾向もあります」20EMAの原則だけは死守すべし。それだけで大ヤケドすることはなくなる。あとはサポートを見極めて売り一本で勝負すべし!
(杉田勝)
三角持ち合い形成中。次にやってくる大トレンドを予測
下図は10月24日以降の現在の米ドル/円市場を図式化したものです。安値と高値に補助線を引くと、現在は典型的なトライアンギュラー・フォーメーション、つまり三角持ち合いを形成しています。12月2日時点ではBの安値をつけたかどうか、というところにいます。
三角持ち合いでは大抵の場合、5つの波で構成され、上か下かどちらかに抜けていきます。90円90銭の大底から一時は100円台(図A点)まで回復した上昇の波が第1波です。一つの波を細かく見ると、より小さな3回の波で構成されています。12月2日の92円台(図B点)までの下げを第2波とすると、上下があと3回あって、大きく抜けていくのです。
英ポンドや豪ドルなどのクロス円ペアも同様に三角持ち合いを形成しています。スワップ狙いでの安易な円売り外貨買いは非常に危険。三角形の上で売って下で買い戻す、あるいは三角持ち合いが下に放たれるのを待って売りで入るといった戦法が賢明です。
(杉田勝)
外貨買いはナンセンス。暴落のチャンスを逃さずに稼ぐべし!
経済の混乱は当面は続きそうです。特に新興国通貨の下落は、米ドルどころではありませんから、最悪の場合、国家破綻やデフォルトといったことも考えられます。最近では円の急騰によって、外貨を「安い」と値ごろ感で買う人が増えているようですが、為替は株や商品先物と違って絶対値の基準がないため、「安すぎる」ことがありません。
通貨間のパワーバランスは円が最強。次に強いのが米ドル、それにスイスフラン。今後はヘッジファンドの破綻によるキャリートレードの解消も増えてくるでしょうから、円高だからと、値ごろ感で外貨を「買う」のは非常に危険です。外貨で稼ぐには、FXでショート中心の戦略で臨むのが正解となります。
(杉田勝)
高金利通貨バブル崩壊で円が急騰。
いつの間にか最強通貨“円”の行方は?
日経平均株価は7649円をつけ、バブル崩壊後の安値に限りなく迫っていた。しかし、それ以上の衝撃が為替市場を襲う。ドルをはじめとする主要通貨に対して円が急騰、チャート上で垂直落下を描く。元ヘッジファンドマネージャーの杉田勝氏はその“垂直っぷり”をこう解説する。
「暴落は幾度もありますが、最近は質が番う。今回も1ドル=94円台から92円台、93円台から90円台は一瞬でしたが、これは個人投資家のストップ(損切り)を巻き込んだ動き。大量のドル買いポジションが強制ロスカットされ売り圧力に転じ、売りが売りを呼ぶ形」 「銀行間の信用不安が劇的に変わらない限りドルは’95年の安値79円75銭、ユーロは’00年の安値88円97銭、日本株は5,000円がターゲット。
FX投資家に注意して欲しいのは、為替は株や先物と違って現物がない点。『円>ドル>スイスフラン>他通貨』という状況が続きますから、反発しても『安い』という理由で安易に外貨を買わないこと」
(杉田勝)
約95%の確立で相場の天・底を予想・予測する
杉田サイクル論理とは?
原油トレーダーとして活躍した後、原油から為替まであらゆるマーケットを見通すカリスマとして知られる。現在は専業トレーダーを多数輩出するプロコーチとしても活動、その“神眼”はまさに神の如し!?
いつマーケットの天井・底が来るのか?仮に相場のサイクルがわかれば、FXで勝つことは途端に簡単になります。ただし、過去に先人たちがその困難に挑み、玉砕してきたのも事実。僕もまた、その挑戦者の一人です。そして、控えめに見て80%、強気に言えば95%の精度で相場の天井・底値がいつ来るのかを予想・予測する「杉田サイクル」を確立しました。
大豆や小麦など穀物市場には1年間のサイクルがあります。種をまき、芽が出て、収穫して、という1年のサイクルです。このサイクルに合わせた値動きに特徴があります。研究を始めたきっかけは、為替や原油市場にも、人間の営みですから穀物と同様に何かしらのサイクルがあるのではと思ったからです。以来、10年以上かけて、ようやく現在の杉田サイクルに到達しました。サイクルに関する解説は多々見受けますが、多くは「言われてみれば」というもので、「たら・れば」の解説がほとんどです。杉田サイクルはフィールドワークに基づいた科学的な数少ない、あるいは世界で唯一の“先”を見通す、先行指標です。
(杉田勝)
失速する米経済、ドル崩壊は本当に起こるのか?
「8月上旬から来年1月上旬の間に円安を迎えるはず。8月15日にピークをつけた可能性がありますが、それを超えると昨年の高値から今年の安値の61.8%戻しにあたる113円台後半、そのあとは’09年3月から8月の間に円高のピークが来ると予想します」
時期までズバリと予測できるのは、研究の蓄積ゆえ。杉田氏は過去の膨大なデータを分析し、相場の天・底(天井と底)がいつ到来するのか予見する「杉田サイクル」なる理論を確立。抜群の的中率で相場の未来を予想してきたのだ。
「金融危機に対して、米国政府も対策を打っています。が、約70兆円の資金で不良債権を買い取ろうという試みは、不良資産の金額に比べたら焼け石に水の感がありますし、不動産価格が下がり続ける限りは問題の根本を解決できません。エリオット波動などの長期的なサイクルを見ても、大きく円高が進行する可能性が高そうです。長期的に見れば、60円、50円といった水準まで円高ドル安が進んでも不思議ではありません」
(杉田勝)
スゴ腕トレーダーたちが語りつくす FX四賢人円卓サミット!
& 世界一受けたい カリスマFX塾に入門!
サブプライム問題が未だにくすぶるなかで、突然の首相辞任。こんな波乱だらけの相場で、毎月20%もの利益を稼ぎ出すスゴ腕トレーダーを緊急招集!四賢人が独自の投資理論から、相場予想、FX業界の問題点まで全てを語りつくす!(参加者順不同)
・YEN蔵氏
・トモラニ氏
・為替侍氏
・momo氏
「円安トレンドが続いたことでFXは簡単というイメージが流布してしまった。しかし実際は、初心者がチャートを見て、『安い!』と値ごろ感で買って勝てる相場は続きません。“着物トレーダー”がやっていたスワップ目当ての円売りを完全に否定するつもりはありませんが、大抵の人はクロス円のペアだけでやっていた。これでは、トレンドが変われば一瞬で退場へ追い込まれてしまいます。FXで儲けることは難しくありませんが、ただし、『基本をきちんと学べば』という条件がつくのです」
(トモラニ=齊藤智子)
「日本では、おかしな常識がまかり通ってしまった。勉強するのはいいですが、180度方向を間違えていたんですよ。日本の投資家の何割がきちんとダウ理論を知っていますか?」 ダウ理論・・・。ええっと、サポートとレジスタンスでしたっけ? 「投資家なら当然知っておくべき初歩的、かつ非常に有効な論理です。日本人は、こうした基本を疎かにして、すぐに“必勝法”という手法を求めてしまう。仮に必勝法があるとしても、ダウ理論を無視した手法なんてありえません」 これまで“必勝法”のためにいくらムダにしてきたことか・・・。
では書店に行ってFXの教科書を買って勉強すればOK? 「あまり信用できないのが現実です。移動平均線にしても、単純移動平均線(SMA)の話ばかりですよね。世界の投資家が移動平均を見るときは、指数平滑移動平均=EMAを見ています。ところがEMAを見ろと書いてある本なんて、見たことがありません。また、『安値で買って高値で売る』というのも違う。ダウ理論を知っていれば、そうはなりません。『高く買えれば喜べ。安く売れれば喜べ』です。必然的に指値ではなく逆指値を使うようになる。高く買えたほうがいいのだから、指値じゃなくて逆指値になりますよね」
(杉田勝)
高騰し続けるのか?それとも・・・。投機マネーの行方を推察してみた
世界経済の足かせとなる原油高騰はいつまで続くのか。原油動向に詳しいウィンインベスト代表の杉田勝氏は言う。
「“投機”と言うとヘッジファンドが大暴れしているようですが、現状は年金基金や銀行、投資銀行などの巨大な“投資マネー”が流入している。株安、ドル安、債券高(利回り低下)によって投資妙味が薄れた結果、資金が商品相場に殺到しているのです。実需による価格が1バレル=75ドルとすると、投資マネーで40ドル、イランへの攻撃リスクで15ドルが加算され、計130ドルに嵩上げされているイメージ」
しかし、需給が逼迫しているわけではないため、一旦は踊り場を迎え、「8月10日までにピークをつけた後に下がるのでは?」とも分析する。「とはいえ、アメリカが株高&ドル高にうまく誘導できなければ、投資マネーは金や穀物にシフトするだけで、景気回復はままならない。日本では賃金が下がる一方、物価は上がるスタグフレーションに陥り、打つ手なしです」
(杉田勝)
未来を予測する魔法の移動平均線 EMAって何だ?
将来の為替レートを事前に予知できればな〜って、そんなの夢のまた夢の話だと思っていた。ところが、その願いを叶えてくれるテクニカル分析があるという。そんな夢物語を聞かせてくれたのはウィンインベストジャパンの杉田勝氏。
「ウソみたいな話ですが、僕はEMA(指数移動平均線)は未来を予測すると思っています」 んん?EMAって言われても初耳なんですが・・・。 「移動平均線はわかりますよね。普段皆さんが使っているのは単純移動平均線(SMA)でしょう。EMAも移動平均線の一つで、欧米ではポピュラーに使われている指標です。日本ではオシレーター系のストキャスティクスやMACDが幅をきかせていますが、欧米だと使っているトレーダーはあまり見かけません。代わりに何を使っているかというとEMAです」
「最初に注目するのはEMAの傾きです。EMAが右上がりのときはブル(強気)、右下がりのときはベア(弱気)です。もう一つ、使い方の基本があって、ローソク足がEMAの上にあるときは“買い”、下にあるときは“売り”だけでいい。ただし、注意してほしいのはEMAのパラメータ。必ず『20』にして下さい。日足でも1時間足でも、20が基本です。いろいろなパラメータで検証しましたが、最適なのは20なんです」
(杉田勝)
プロが教える「型」は使えるのか?
決してこのラインに逆らうな カギは“20EMA”にあった!
「彼女はすごいですよ。3ヶ月くらいトレードで常勝でしたから」そんな噂を小耳に挟んだ取材陣。早速、話を聞きに行くと、対応してくれたのは、あるFXセミナーの女性講師。
「常勝は大げさですよ。でも、トレードで食べていけそうだったので、去年7月に会社は辞めました。土日に分析&発注して週末に決済するだけで、給料分くらいは稼げるようになったので」 そう謙遜するのはウィンインベストジャパンの齊藤智子氏。給料分くらいの稼ぎじゃ、胸に光るそのネックレス、買えないはずっス! 「そうかも(笑)。値段ですか?数百万円です。でも、これはトレードで大負けした記念に買ったんです。それまでは貯め込んでいたので、そのせいで負けちゃったのかな、と頭を切り換えて。それ以来、儲けたらケーキを皆に振る舞ったり、使うようにしています。そのせいで太りました(笑)」 なんとも羨ましい話である。
今でこそ成功者としての風格が漂う齊藤氏だがFXを始めたのは'06年8月と意外に遅め。200万円の資金を40万円まで減らしたところで出合ったのが、現在の勤務先であるウィンインベストジャパン。メルマガで配信されている為替予想の正確さに気づき、FXセミナーを受講。「やり方さえまちがえなければFXは稼げる」と、本腰を入れて研究を開始した。
「“高く買って安く売る”ことです。なぜレートが高くなるのか、考えて下さい。買う人がたくさんいるからですよね。売る人がたくさんいれば安くなります。為替市場では、このトレンドが続きやすいんです。だから、高くなったらそれだけ買う人がたくさんいるので、それに追随すればいい。これがチャートを読むときの基本なんです。しかし、理解できていない人が本当に多い。私も最初は高く買えなかったのですが、今は高く買うのがFXだと思っています」
(トモラニ=齊藤智子)
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